エアコン 冷房

【窓用エアコンってどう?】窓エアコンと壁掛けエアコンの違いは何? 電気代は? 冷える?

夏場に多いお問い合わせといえばこちらですね。

主に、専用コンセントがない・ブレーカーの空きがない・設置場所がない・・こんな時は壁掛けエアコンは取り付けできないというケースが出てきます。

だからと言って、

「扇風機じゃ我慢できない!!」

こんな状況の方も多いはずです。

そんな時に気になる家電の一つが窓用エアコン(通称窓コン)ですね。
 

窓用エアコンは有用な家電ではあるのですが、その馴染みの薄さから"誤解の多い"家電と言えるかもしれません。

役には立つのですが、壁掛けと同じと思ったり、期待しすぎたりすると「思っていたのと違う・・」となりやすいといえばいいでしょうか。

そこで本日は

壁掛けエアコンってどんなもの?

をテーマにお話させていただきたいと思います。

窓用エアコンとは

その名の通り窓枠に取り付けるエアコンで、

扇風機や冷風扇・冷風除湿機などとは違い、部屋の温度を下げることができます。

また、

壁掛けエアコンとは違い・・

専用回路(コンセント)がなくても使える

壁に配管用の穴を開けなくても使える

比較的手頃な価格のモデルもある

こういったメリットがあります。
 

窓用エアコンは冷える?

窓用エアコンは手軽さもある代わりにパワーは控えめです。

どれくらいの広さまでカバーできるかと言いますと・・

窓用エアコンの適応畳数

1.6kwサイズ
→木造4畳
 コンクリート6畳

1.8kwサイズ
→木造4.5畳
 コンクリート7畳

1.6とか1.8kwというのはエアコンの能力(パワー)のことです。型番の中の16とか18が能力を表しているんですね。

窓用エアコンには2サイズあるんですね。ただし、ご覧の通り差はわずかです。

それでですね、これがどれくらいのパワーかと言いますと・・

壁掛けエアコンと比較

パナソニックのFシリーズと言って、一番シンプルタイプのエアコンです。台数的には毎年トップクラスに売れているシリーズなので、見かけたことのなる方も大木はずです。

冷房時主に6畳(2.2kW)と呼ばれる、壁掛けエアコンとしては一番小さいサイズになります。

冷房能力(パワー)を比較

このモデルの冷房の能力値を見てみると・・

2.2(0.5~2.8)kW

このようになっています。この場合のkWは電気代ではなくて、冷やせる量を表しています。

これは

最低運転時には1時間あたりに0.5kW

定格運転なら2.2kW

最高運転時には2.8kW

これだけの熱量を取り除くことができるという意味です。定格運転って言うのはですね・・、まぁ通常運転と思っておいてください。

細かい話はいいとして、MAXで2.8パワーと思っていただければOKです。
 

それに対して先ほどの窓用エアコンは・・

50Hz地域なら1.4kW、60Hz地域で1.6kWとなっています。

ちなみに壁掛けのような運転の強さの幅はなくて、窓用は常に一定の強さで動きます。

つまり、いつでも1.4(西日本なら1.6)パワーです。

 

つまり、

壁掛けエアコンなら頑張れば2.8の熱を取り除くことができる

窓用は強さが一定で、1.4(西日本なら1.6)

それで、何が言いたかったかと言いますと・・

壁掛けエアコンはいざという時は頑張れる

窓用は常に一定の運転しかできない

まぁ、早い話が・・

窓用エアコンは、壁掛けエアコンの一番手頃で一番小さいサイズと比べても半分程度のパワーしかない。

ということなんです。

単純に6畳向けと4畳向けという風に比べてはいけないわけなんですね。
 

ちなみに4畳向けとか、4.5畳向けというのは東京が基準になっています。それよりも暑い地域にお住まいでしたら、半畳くらい小さく見積もってもらうのが無難かと思います。

涼しさの結論

冷風扇・冷風除湿機などとは違い、大掛かりな工事なしで使える貴重な家電が窓用エアコンです。

正しい認識で使っていただければ役に立つこともあるでしょう。

とはいえ、

パワーでいうなら一番小さなサイズの壁掛けエアコンの半分程度のパワーしかありません。過度の期待は禁物です。

「どーしても壁掛けが取り付けできない」という場合に候補にしていただくことをおすすめします。
 

また、窓用エアコンは壁掛けエアコンとは違っているポイントもあり注意が必要です。

壁掛けエアコンとの違い
快適性は低め

先ほどちょっとお話させていただいたのですが、

窓用エアコンの運転の強さは常に一定です。一定速なんていったりしますね。

要するにONかOFFしかできないわけです。OFFって言うのは、電源OFFのことではなくて、内部的に冷房が止まり、送風のみとなる状態です。

これが壁かけエアコンとの違いが出る原因となっています。

それで何が問題かといいますと・・

違い①温度管理は大雑把

壁掛けエアコンは運転の強さを変えながら設定温度を目指していきます。

ですから、比較的設定温度のキープが得意なんですね。

「インバーターエアコンはきめ細やかに室温をコントロール」みたいに紹介されていたりするのはこれのことです。

それに対して窓用エアコンは

設定温度よりも「暑くなったら冷房ON→冷えたらOFF」を繰り返します。しかもかなり大雑把です。

ですから「冷風ON状態だと肌寒いし、冷風OFFになって少し経つと暑い」といった状況になりやすいです。

簡単にいえば「窓用エアコンは細かい温度調節が苦手」ということです。
 

違い②音が大きめ

正直に言いますと、窓用エアコンは結構うるさいです。

普段からまぁまぁうるさい

壁掛けエアコンの場合、主に音が大きくなるのは室外機です。

室外機が「ブーーン」って唸っている光景はなんとなく思い出せますよね。でも、外ですし、窓も閉めているわけですから、まぁまだマシです。
 

それに対して窓用エアコンは室内機と室外機が一体になっています。

つまり、部屋の中であの「ブーーン」って唸る音が聞こえるわけですね。

しかも一定速なので、弱めに運転することができません。冷風が出ている時は常に大きめの音になってしまいます。
 

冷房→送風切り替えの時はもっと

普段の運転だけでも結構うるさいというのに、冷房→送風→冷房の切り替えのたびに「ガタン」という音がします。

コンプレッサーが動いたり止まったりしている音ですね。イメージでいうとエンジンスタート→ストップみたいなものです。

音の大きさは人によって感じ方が大きく異なるものではあるのですが、私の場合は眠りが浅い時に「ガタン」がくると目が覚めてしまうこともあるくらいです。

この「ガタン」は冷房ON(コンプレッサー稼働)→OFF(送風のみ)→冷房(コンプレッサー稼働)のたびになります。

つまり、

窓用エアコンは普段から唸る音がお大きめで、さらに定期的にガタンと音がなる

ということなんです。

「静かじゃないと困る」という方は注意してください。

 

注意③湿気戻りが起こることも

冷房運転を使っていると、エアコン内部にたくさんの結露がつきます。冷たいグラスに水滴がつくのと同じなので、なんとなくイメージできるんじゃないでしょうか。

窓用エアコンの場合、これをドレンパンというお皿に貯めて、少しずつ蒸発させて屋外に排出します。ちなみにこれがノンドレン式(排水いらず)と呼ばれます。

で、冷房ONの時は別に問題ないんですけど、送風運転の時には風に乗って湿気がお部屋に戻ることがあるんですね。

まぁ、壁掛けでも起こり得ることではあるんですが、窓用は定期的に送風運転になりますから、湿気戻りが起こりやすいわけなんです。

 

窓用エアコン注意点まとめ

ここまでの話をまとめますと・・

冷房のパワーは控えめ

温度調節は大雑把

音が気になりやすい

湿気が戻ることも

とこのように弱点も多いわけです。

でも、でもですよ・・

確かにその通りだと思います。夏の暑さ・寝苦しさなんて我慢できるようなものではないですからね。

期待しすぎとか、壁掛けと同じと思うような誤解がなければ、窓用エアコンも十分に役に立つ可能性のある家電です。

お部屋の広さだけは余力がない分、本当にシビアなので特に注意してくださいね。
 

じゃあ次は「窓用エアコンのことがなんとなくわかったし、買ってみようかな」という段階のお話です。

窓用エアコンの電気代は?

家電を買う。特にエアコンともなれば電気代が気になるという方も多いはずです。

そこで窓用エアコンのおよその電気代を計算してみましょう。

先ほども登場した1.6kW(木造4畳)タイプです。

消費電力は・・

50Hz地域→525W
60Hz地域→600W

1時間あたりだと・・
→50Hz地域 約14円
→60Hz地域 約16円

1日8時間使って1ヶ月だと・・
→50Hz地域 約3,360円
→60Hz地域 約3,840円

これくらいになります。

ただし、これは常に冷風が出ている場合で計算しています。

部屋に対してエアコンが小さくて、ずっと冷風ONならこの金額になるということですね。

お部屋の広さがあっていて、設定温度まで下がれば送風に切り替わるような状況ならもっと安くなります。

"1個の家電としては電気代は高いけど、電気の暖房よりは安い"という感じです。電気暖房は強い運転だとこれの倍くらいかかりますからね。

 

窓用エアコンの取り付け

窓用エアコンの宣伝をみていると「取り付け簡単」とか「30分で取り付けOK」なんて書いてある場合もありますね。

これって本当なのでしょうか?

私が自分で取り付けした時の感想を書くなら

「難しいとまでは言わないけれど、簡単ではないし、かなりめんどくさい」ですね。

特別なスキルが必要ということはないのですが、初めてだと結構大変です。
 

据付説明書をしっかり読みながら、手順通りするめる必要があります。なんとなくではできないと思いましたね。

あと、本体が20kg以上もあり、男性でないと作業は厳しいかもしれません。

取り付けの条件や設置方法はそれぞれの説明書をご覧ください。

参考までにコロナのカタログのリンクを貼っておきます。27ページに設置方法についての記載があります。

コロナ エアコンWEBカタログ

取り付けできる窓の条件も乗っていますから、合わせてチェックしていただくことをおすすめします。

 

モデルはどれが良い?

最後はどの商品を選ぶかですね。

まるは4畳向けにするか、4.5畳向けにするかですね。

できれば少しでも大きめの4.5畳向けがおすすめですが、価格も考慮して4畳向けを買う方が多いように感じます。
 

メーカーとしてはコロナ・トヨトミ・コイズミ・ハイアールあたりが主力ですね。

この中だったらなんとなくコロナがいいかなぁという気持ちはあるんですが、別に価格優先でハイアールでも全然構わないと思います。私はコロナを使っています。

 

コロナ

コロナは・・

換気・マイナスイオン機能搭載のCW-FAシリーズ

シンプルなCW-Fシリーズ

この2ラインナップに冷暖房兼用のCW-HAシリーズで計3シリーズとなっています。

えーと・・シンプルな方でいいですよね?

コロナ 主に4畳
CW-F1619(冷房のみ)

 

コロナ 主に4.5畳
CW-F1819(冷房のみ)

 

機能・特徴は共通です。

 

トヨトミ

トヨトミはセンター吹き出しが特徴です。窓の左右どちらにつけても同じように使えるという魅力があります。

人感センサーありのASシリーズ
シンプルタイプのSシリーズ

に分かれています。

人感センサーは"人の動きを10分検知しないと送風に切り替え、さらに50分になると自動で電源OFF"という内容です。

せっかくなので人感センサーありの方のリンクを貼っておきますね。

トヨトミ 主に4.5畳
TIW-AS180J

センター吹き出しの利点はこんな感じです。

他のメーカーさんでも右側取り付けは可能なんですけど、↓の画像のようになりがちですね。

 

コイズミ

熱交換器(エアコン内部)を市販のスプレーを使って洗浄できるモデルと、シンプルモデルがランナップされています。

コイズミ 主に4.5畳
KAW-1991(冷房専用)

ほんのちょっとですけど大きめの1.9kWモデルとなっています。

 

ハイアール

価格が魅力のメーカーです。聞きなれないかもしれませんが、窓用エアコンに関しては結構長く作っているメーカーでもあります。

同じ値段なら気持ち的にコロナをおすすめしますが、安いならこっちでもいいかなぁという選び方です。窓用エアコンは機能で大きな差がつくような家電ではないですからね。

ハイアールは1シリーズだけのランナップとなっています。

ハイアール 主に4畳
JA-16T(冷房専用)

 

ハイアール 主に4.5畳
JA-18T(冷房専用)

 

マイナスイオン機能があるくらいで、あとはシンプルな窓用エアコンです。

窓用エアコンに求めるのは"涼しさと安さ"という方がもっとも多いはずです。そんな場合はこれで十分ですね。

 

まとめ

じゃあ、最後に簡単におさらいしておきましょう。

窓用エアコンは弱点も多いですが、部屋を涼しくできる貴重な家電です

一番の注意点はパワー不足になりやすいということです

電気代は安いとは言えませんが、暖房のシーズンほどはかかりません

メーカーは・・

・なんとなく安心のコロナ

・センター吹き出しのトヨトミ

・内部洗浄対応モデルもあるコイズミ

・価格が魅力のハイアール

このような選び方で良いかと思います。

 

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

ちょっとでも役に立ったら嬉しいです。

-エアコン, 冷房

Copyright© 偏頭痛販売員の家電ブログ , 2020 All Rights Reserved.